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杜若に菖蒲(あやめ)、花菖蒲

KAFKAさんが、酒井抱一の「絵手鑑の内蓮池に蛙図」から「蓮と睡蓮」についてのお話を記事にしていました。なるほど。ふだん私は蓮も睡蓮も同じようなもの(違いは知っていますが)としてみていましたよ。ところで「かきつばたは「杜若」または「燕子花」ですが、光琳も抱一も「燕子花屏風」を描いています。

「杜若」または「燕子花」 Iris laevigata

白の目型模様の「杜若」または「燕子花」

いずれがあやめ、かきつばた・・・

花菖蒲 Iris ensata

黄の目型模様の「花菖蒲」

源平盛衰記、太平記に源頼政と菖蒲前の恋物語がありますが、在原業平が八橋に咲くかきつばたに愛しい女性の面影を見た『伊勢物語』の東下りの一節があり、光琳の描く「八橋」は杜若。また「花菖蒲」の原種は「野菖蒲」というそうで。黄の目型模様が目立たないそうです。

菖蒲(あやめ)Iris sanguinea

文目模様の「菖蒲(あやめ)」

黄菖蒲 Iris pseudacorus

「黄菖蒲」

アイリスは、睡蓮のモネも、そしてゴッホも描いています。一般に海外の作品名は「アイリス」ですよね。当然日本の品種とも違うのでしょう。でも、「杜若に菖蒲(あやめ)、花菖蒲」って、ちょっと気にしだすと、頭のなかでアイリスの糸がもつれます。あぁー、スッキリしました。ちなみに端午の節句の「菖蒲湯」や、「菖蒲葺き」、「菖蒲酒」の「菖蒲」は、また別ですね!エルメスの雑誌『ル・モンド・エルメス』の表紙になった神坂雪佳のアイリスは、コチラ。(図案 ちぐさ も拝見できますよ。)

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